Phasmophobiaにはハントという概念が存在しますよね。
調査がある程度長引いたときに発生する、ゴーストが調査員ぶっ殺しモードに入ることを指します。
- 正気度(マルチの場合平均正気度)が50%を下回ると発生し始める
- 正気度は明るい部屋にいるとほとんど減らず、暗い部屋にいると減る
- ハントの時間は15秒~80秒で、難易度・マップの広さによって決まる
- その間は玄関の扉に鍵がかかり、調査範囲外に出られなくなる
- ハント中のゴーストに捕まった調査員は殺され、その調査は失敗となる
基本的には以上のような仕様ですが、例外があります。
50%以上でもハントを起こすことができるゴーストが存在するということです。
また、ハントラインが50%であっても、「暗い部屋にいる」以外に調査員の正気度を削る手段を持っているゴーストもいます。
できればハントを起こすことなく調査を終わらせたい!
そんな調査員の方だってもちろんいます。私だってそうなんです。
できればハント回避もチェイスもせず、限られた条件(ハントを起こさない)でいかに効率よく正確に調査・特定できるかということに楽しみを見出しています。
そのため、ハントが起こるような事態は極力避けたいのです。
危険なゴーストを「ハントラインが50%以上のゴースト」と「こちらの正気度をより多く削ってくるゴースト」の2種類に分けて、それぞれ簡単に解説していきます。
正気度50%以上でもハントを起こせるゴースト
まず簡単にまとめておきます。
| ゴーストの名前 | ハントライン | 特徴 |
|---|---|---|
| デーモン | 70% (いつでも) | 正気度にかかわらずハントを開始できる |
| 妖怪 | 50% (近くで声を出すと80%) | 同じ部屋で声を出すとハントラインが80%に上がる |
| 雷獣 | 50% (近くに電子機器で65%) | 近くに電子機器があるとハントラインが65%に上がる |
| 怨霊 | 60% (火消し3回でいつでも) | 灯火を3回吹き消すと正気度と関係なくハントを開始 |
| セーイ | 75% (~15%まで老化する) | 最初は75%、近くにいる時間が長いほどハントラインが下がる |
| メアー | 60% (明るい場所では40%) | ハントラインが暗い場所では60%、明るい場所では40% |
| バンシー | 50% (個人正気度を参照) | 平均正気度に関係なくターゲットの個人正気度がハントライン |
| ミミック | ?? | すべてのゴーストを真似する、証拠3個とは別にオーブを出す |
これだけだと全く頭に入ってこないと思うので、それぞれ簡単に紹介していきます。
デーモン:最も危険で対処が難しい
デーモンは正気度70%以下でハントを開始できるゴーストです。
基本的な能力としてはそうなのですが、デーモンは正気度にかかわらずハントを開始できるという特殊能力を持っています。
つまり一旦70%という数字は忘れて「いつでも」という理解で大丈夫です。
理論的には調査範囲内に一歩足を踏み入れた瞬間からハントを起こせるということです。



この特殊能力は、頻度があまり高くはないのが救いです
「起こるかもしれない」というだけで十分な脅威です…
一応対策もあります。
デーモンの弱点は十字架で、他のゴーストよりも十字架の効果範囲が広いです。
十字架を設置することさえできればかなり安全にはなりますが、特に調査開始直後に気をつけるべきゴーストですね。
妖怪:特にマルチプレイで気をつけて
妖怪は基本的には通常のゴーストと変わらず、正気度50%からハントを起こします。
ですが、妖怪は同じ部屋に声を出しているプレイヤーがいると正気度80%以下からハントを起こすゴーストです。
正気度80%は、プレイ中でも正気度が減っているとは感じないような数値ですよね。
トラックに戻って80%の数字が見えたとしても、気にもとめず調査を再開する人がほとんどだと思います。
ソロだと声を出すのはスピリットボックスを使っているときくらいでしょう。
でもマルチだとボイスチャットを使いますし、遠くにいる仲間と無線で会話する機会も多いです。



あっ!スピリットボックスの反応があった!今帰っ ザ―――――
ああ…死んだか…
雷獣:確認が難しい証拠を探している間に…
雷獣の証拠は「ゴーストオーブ」「EMFレベル5」「D.O.T.S.プロジェクター」です。
ゴーストルームに物が少なくてアクションを起こしてくれない、DOTS範囲が狭くて映ってくれない……
特にEMFレベルは現場で確認する必要があるため、ゴーストルームに長居することになりがちです。
そう苦戦している間に、雷獣は正気度65%からハントを起こします。
これは「周囲に電子機器があれば」という条件付きですが、電子機器を使わず調査していることなんてなかなかないですよね。
証拠探しに苦戦している間に高いハントラインで殺されがちなゴーストです。
怨霊:灯火の特殊ハントに注意…だけではない
怨霊は灯火の火を3回吹き消すと特殊ハントが起こるという特殊能力を持ったゴーストです。
この能力を用いた、俗に言う「怨霊チェック」という検証もありますね。
ゴーストが怨霊かもしれないという状況で灯火を3回消させて、ハントが起こるかどうかを確認するというものです。
じゃあ灯火を持っていかなければ安全……と思いきや。
怨霊は実は正気度60%でハントを起こせる、という通常のゴーストより高いハントラインを持っています。
特殊能力のせいで目立たない&忘れられがちですが、油断しているとこの10%で狩られたりします。
セーイ:序盤に沼ったときは特に要警戒
セーイはかなり特殊なゴーストで、「年齢」や「老化」という特徴を持っています。
調査員と一緒の部屋にいるほど老化していき、全体的に凶暴性が下がっていきます。
たとえば、最初は75%だったハントラインが、徐々に下がり、最終的には15%になる。
ハント中の歩行速度が、爆速ダッシュから歩いて逃げられるレベルまで遅くなる。
活動頻度が下がり、超常現象や干渉頻度が少なくなっていく。
ですがそれは裏を返せば、調査開始直後は非常に凶暴で危険なゴーストだということです。
老化していないセーイのハントラインは75%と非常に高く、油断するとゴーストルームを見つける前からハントラインに入りかねません。
もう超常現象を3回も食らったし、やたら物投げや干渉が多い…



セーイかもしれません! 早めに十字架を持っていきたいです
メアー:現場周辺の電気を消すときは要注意
メアーは暗いところにいると60%、明るいところにいると40%でハントを起こします。
じゃあ、ゴーストルームの電気をつけていれば安心?



そうとも限りません……
ゴーストルームだけを明るくしていても、メアーに限らずゴーストは「電気を消す」「近辺の部屋まで歩いていく」などの行動を起こします。
プレイヤーが部屋から離れている間に電気を消していたり、近くの暗い部屋に移動していたり……ということが起これば、想定より早くハントが起こることがあります。
バンシー:ターゲットの見極めが重要
特にマルチプレイのときに要注意なゴーストがバンシーです。
バンシーはプレイ開始時に、調査員の中から1人ターゲットを定めます。
普通のゴーストは平均正気度を参照してハントを起こしますが、バンシーだけはそのターゲットの正気度を参照してハントを起こします。
つまりマルチプレイをしているとき、ターゲットの正気度が50%を下回っていれば、平均正気度が90%でもハントを起こせるのです。
平均正気度が90%のときにハントが来るなんて、全く警戒していないですよね。
ミミック:何が起こってもおかしくない厄介さ
ミミックはPhasmophobiaに存在するゴーストすべての特徴を真似するゴーストです。
しかも真似をするゴーストを30秒~2分でランダムに変えていきます。
つまり、「さっきまでシェードで大人しくしていたのに、突然デーモンになって襲ってきた」ということがあり得るんです。
ただしミミックは、真似先のゴーストの証拠まで真似をするわけではありません。
ミミックは必ずオーブの証拠を出すゴーストです(厳密には証拠ではなく特徴という扱いなのですが、初心者のうちはごっちゃにしていても別にいいと思います)。
オーブに加え、紫外線、スピリットボックス、氷点下という4つめの証拠が出たら、そのゴーストはミミックです。
ぱっと見の危険性は少ないゴーストですが、未知数の危険を持ちます。
早めに十字架を持っていきたいですね。
特殊な行動で正気度を削ってくるゴースト
次に、ハントラインが高いわけではないが、調査員の正気度を減らす危険な能力を持っているゴーストたちです。
| ゴーストの名前 | ハントライン | 特徴 |
|---|---|---|
| ジン | 50% | 前触れなく調査員1人の正気度を25%減少させる |
| 鬼 | 50% | 超常現象で接触時に正気度20%減 (通常は10%) |
| ポルターガイスト | 50% | 複数の物を同時に投げ、個数×2%の正気度を減少させる |
| モーロイ | 50% | スピボ後に呪いをかけ、正気度減少値を増やす |
| ミミック | ?? | すべてのゴーストを真似する、証拠3個とは別にオーブを出す |
特殊ハントを起こすゴーストたちよりもさらに頭に入りづらいですね。
解説していきます。
ジン:なんの予兆もなくいつの間にかハント圏内
私がかなり危険視しているゴーストです。
ジンは近くにいる調査員1人の正気度を突然25%減らすという能力を持っています。
このとき、見た目や音で分かる特徴がありません。
一応「ブレーカーの場所でEMFレベル2が出る」のですが、そんな場所に都合よくEMFリーダーを置いていることは稀です。
さらにこの能力、使用間隔に制限がないんです。
なので、短時間に25%の正気度減少能力を何度も使われていることがあります。



トラックに戻ってきてみたら正気度が50%も減ってる!
明るい部屋で超常現象もなく平和に調査していただけなのに…!?
「ブレーカーをOFFにしていたらこれら能力は使えない」という弱点もありますが、そもそも初心者のうちはブレーカーをOFFにして調査することなんてないですよね。
怖い。怖すぎる。
鬼:脅かしから無慈悲なハント開始
Phasmophobiaには超常現象というイベントがありますよね。
突然ゴーストが姿を出したり歩いてきたりして、こちらをびっくりさせるイベントのことです。
鬼はこの超常現象を起こす頻度が高いです。
それだけではありません。
この超常現象を起こしているゴーストと衝突すると、普通は正気度を10%失います。
これだけで脅威なのですが、この減少量が鬼は20%なんです。
ある程度正気度に余裕があるから……と調査を続けていたら、超常現象が起こって勢いよく正気度が減らされる。
私は以前、唐突に2連続の超常現象→即ハントを経験しました。
超常現象2回の時点で慌てて逃げようとしましたが、そんな暇もありませんでした。
モーロイ:「モーロイチェック」を欠かさないで
モーロイは調査員に呪いをかけてくるゴーストです。
特に危険なのは、スピリットボックスでモーロイの声を聞いたとき。
「明るい場所にいても暗い場所にいるときの2倍の正気度が減っていくという」呪いをかけてきます。
スピリットボックスでモーロイの声を聞いたあと、正気度を確認することなく調査エリアの中でウロウロしていると、あっという間にハント圏内です。
暗所の2倍と聞いてもイメージが沸かないかもしれませんが、難易度によっては本当に一瞬で正気度がなくなっています。
私がつい先日殺されたのはこのモーロイです。
これを防ぐには、俗に言う「モーロイチェック」を欠かさないことです。
スピリットボックスの証拠が出たときは、正気度を確認→明るい場所で数分待機→もう一度正気度を確認、という手順を踏みましょう。
明るい場所では正気度はほとんど減らないはずなので、減っていたらモーロイを強く警戒しましょう。
呪いを解くには精神安定剤を飲む必要があります。
ポルターガイスト:ふいうちに注意
普通のゴーストが部屋にある物(コップや皿、壁の絵画、本など)に干渉する際は、1つずつ浮かせたり投げたりします。
このとき、ポルターガイストは複数の物に同時に干渉することができます。
部屋全体の物をポップコーンのように打ち上げることもあって、見ていて面白い現象だったりします。
ですがこのとき、動かした物の数×2%の調査員の正気度が減らされています。
一見すると大したことがないようにも思えますが、たとえば3つのものを投げるところを5回見たら、それだけで15%の減少です。
積み重なれば、想定よりもかなり正気度が削られていたりします。
上記のポップコーン現象では20個近くの物が投げられたりするため、そうなると40%の減少ですよね。
十分ハント圏内に入りかねません。
ミミック:またしても登場
高正気度でもハントを起こすゴーストとしても登場しました。
ミミックはすべてのゴーストの特徴を真似するゴーストです。
ポルターガイストの物投げから鬼のスーパー超常現象まで、すべての特徴を真似します。
油断しがちですが、ハントについてと同じく、実は危険なゴーストです。
主観:「氷点下」の証拠が出ると怖いゴーストが多い
これは完全に主観なのですが、個人的には「氷点下」の証拠が出たら警戒度を一段階上げています。
氷点下を証拠に持つゴーストは以下です。
| ジン | レヴナント | シェード | デーモン |
| 幽霊 | 鬼 | ハントゥ | 怨霊 |
| ツインズ | モーロイ | ミミック |
不意にハントに入ってしまって殺された(記憶がある)ランキングが、①デーモン ②鬼 ③ジン なんですよね……
デーモンは言わずもがなですが、鬼は2連続超常現象の直後のハント、ジンはいつの間にか正気度を減らされていて、ハントラインを下回っていたことに全く気づかず、など……



殺された回数というよりトラウマ度の話かもしれません!
次点で怖いのはセーイなのですが、セーイはなんか最初っからジタバタしていることが多く、「セーイの可能性がある」と初手で警戒しやすいんですよね。
なので、私は氷点下の証拠が出ると、早めに十字架を持っていったり、こまめに正気度を確認したりします。
ちなみに、デーモンの残り2つの証拠は「紫外線」と「ライティングブック」です。
氷点下+どちらか1つでも出たら、何をおいても最優先で十字架を取りに帰るか、最悪そのまま帰ってもいいです。
調査員とは。
その他にも、ハントに入らないよう平和な調査をするために、その他にもできる工夫があります。
下の記事を参考にしてみてください。


ハントを絶対に起こさない方法はありませんが(ネタバレ)、この記事のことを意識すれば、ハントの回数はレベルが違うくらいに減るはずです。
できるだけ怖くない、平和な調査を一緒に楽しみましょう!




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